ホームヘルパーさんは家政婦ではない 介護現場で起こる勘違い

 

ホームヘルパーといえば介護の現場では必要不可欠な人です。しかし、このホームヘルパーについて利用者が勘違いをしている事があります。それは家政婦と同じように思っている人がいる事です。

 

・家政婦ではない

 

介護従事者は厚労省による介護報酬・事業運営基準と呼ばれる膨大な資料に基づいて業務をしています。つまりは利用上限額以内であっても、利用者がサービスを自由に選択できるわけではないのです。

 

この資料には保険を活用できないサービスについても記されています。例を挙げれば高齢者本人以外である家庭の洗濯や食事、買い物などです。また直接日常生活には支障が無い援助行為として草むしり、家族がするべき部屋の掃除、犬の散歩なども援助の対象にはなりません。

 

このような事からも分かるようにヘルパーサービスは家政婦代わりではないという事が言えます。

 

・なかなか理解してもらえない

 

例えばベランダ排水溝の掃除やガスコンロの焦げ取り、窓磨きなどを利用者からお願いされる介護従事者もいる。その際に保険の適用外である事を告げても、利用者から理解を得られない事があるのです。

 

そして実際的には利用者とヘルパーの信頼関係において援助してしまう事もあります。したがって利用者とヘルパーの阿吽の呼吸というべきもので解決されている事も多いのです。

 

しかし、両者に信頼関係が無くて特に利用者側がヘルパーを家政婦代わりにとして認識している時には、トラブルになる事があります。知っておかないといけない事はヘルパーサービスを利用するにあたり重要な事は本人と一緒という事です。

 

サービス開始にあたり、ヘルパーはケアマネージャーと共に、本人ができない部分を補うという形で訪問介護計画を作ります。基本的には本人の体に不自由があっても残されている機能を最大限に使う事が基本になります。

 

例を挙げれば、食事作りの援助においてもジャガイモの皮むきが不可能でも、米研ぎなどが一部分でもできるのならやってもらい、全てをヘルパーに頼らないようにするのです。この例のようにあくまでも自立支援が目的のサービス体系となっているので、本人とヘルパーは一緒にいる事が前提になるのです。

 

したがってヘルパーに掃除などを任せて本人は買い物に行ったり、病院に行く事などはできないのです。ホームヘルパーさんをその仕事の内容から家政婦と同じように捉える人もいます。

 

しかし、実際には区別されています。介護の現場で起こる利用者との間で起こる勘違いが介護従事者を悩ませているのです。