介護施設で起きている虐待 その理由は?

 

高齢者が増えている中で施設内部の問題も明るみ出ています。その一つが介護職員による虐待です。私達の知らない所で虐待が行われているかもしれません。ここではなぜ介護の現場で虐待が起きるのか見ていく事にしましょう。

 

・高齢者虐待で多い事

 

高齢者を虐待するとは一口に言ってもいろいろな種類がありますが、特に多いのは身体的な虐待と心理的な虐待です。では虐待が起きる理由はどこにあるのでしょうか。
・認知症の人は介護が特に難しい

 

まずは認知症の人についてケアの難しさがあります。認知症に出てくる症状は千差万別です。特に暴言や暴力行為、介護拒否などが見られる利用者の人への関わり方は大変な事です。例えば手伝いをしようと思って手を伸ばした時に噛みつかれたり、手をつねってきたりする事も珍しくないのです。
介護のプロで長年勤務している人でも仕事が詰まっていて余裕がない時には、思わずカッとなり叩きそうになったりする事もあるのです。

 

・人手が足りていない事が理由

 

介護の世界はある意味では人気がなくて人手が足りていません。それに離職していく人も多いのです。それ故に慢性的な人手不足なのです。また、仮に職員が集まっても新人の人はまだ仕事ができないので、既存の職員の負担は余計に増えます。

 

他にも介護は肉体労働の面が大きいので、腰を痛めたりして仕事ができなくなる人もいます。欠員が出ればそれを埋めるために他の職員にまた負担になります。

 

・人間関係が悪い

 

人手が足りない事なども影響して職場がギスギスする事もあります。そのような環境下では過酷な仕事にプラスして人間関係のストレスでついつい利用者にその怒りが向いてしまいます。

 

・虐待を予防するためにできる事

 

まず、施設側の職員の育成、教育に力を入れるべきです。認知症の人への正しい接し方をより学んでもらいます。また監視カメラ等の設置も虐待に対して抑止力になるかもしれません。

 

それから家族の人は職員とコミニュケーションを取る事が大事です。不安な点があれば職員さんに聞いてみるといいでしょう。こまめに施設と連絡を取りあったり、施設を訪ねる事で信頼関係を築いていく事も重要になります。

 

また、職員の人のできる事はストレスを上手く発散する事です。職員さんも人間ですからストレスが溜まっているとどうしても虐待に走ってしまう人もいます。自分が好きな事を空き時間にしたり、休日などはストレスを抜く事を考えましょう。

 

介護の仕事は大変です。本来なら介護をするスタッフの心身ケアももっとされる必要があるのです。業界を支えているスタッフが倒れては成り立たないのですから、これからの課題と言えるでしょう。